正しい肘の使い方を覚えればフォアハンドは劇的に安定する!
初心者必見!正しいフォアハンドのフォームは4つに分解して改善しよう
フォアハンドがうまくいかない理由6選と解決策!(初級レベルまでの人向け)
しなりでフォアハンドが更に進化する!しなりのテクニックをすべて解説!
フォアハンド時のラケット面を完全攻略!知れば変わる!ラケット面をコントロールしよう!
打点は前+外側で打つ
順クロスで安定したショットを打つためには、「打点は前+外側」に取るのが基本です。
そして、ラケット面の向きもボールの軌道に直結する重要なポイントです。
打点が体の近くや後ろになってしまうと、ボールが詰まったり、逆クロス方向に飛んでしまったりと、狙ったコースに打つことが難しくなります。
なぜ「前+外側」なのかというと、順クロスの自然なスイング軌道に最も適しているからです。
インパクト時にラケット面がやや斜め上を向き、前に押し出す形で打てると、安定した回転とコントロールが両立できます。
例えば、右利きの場合は右肩の少し前方かつ外側(右前45度)あたりが理想の打点です。
ここでインパクトすると、ボールにしっかりと順回転(トップスピン)がかかり、順クロス方向へ自然に飛び出していきます。
注意点:
外側を意識しすぎると体が開いてしまい、逆にコントロールが乱れることもあります。
打点を前に保つためには、軸足の踏み込みと上体のひねり戻しを使って、タイミングよく体重移動を行うことがポイントです。
内から外へスイングして最後まで振り切る
フォアハンド順クロスを安定させたいなら、「内から外へ抜けるスイング」と「最後まで振り切る意識」がとても大切です。
スイングが内から外へ抜けていくことで、自然と順クロス方向にボールが飛び、なおかつトップスピンがしっかりかかるため、ミスが減ります。
途中でスイングを止めてしまうと、ボールが浅くなったり、面がぶれてネットミスやアウトになりやすくなります。
たとえば、右利きの場合はラケットを体の右側(内側)からスタートさせて、スイングの軌道が斜め45度の方向(外側)に抜けるように打ちます。
打ち終わった後は、ラケットヘッドが左肩の上に来るくらいまでしっかり振り切るのが理想です。
このようにフィニッシュまで意識することで、スイング全体がスムーズになり、順クロスのコースもブレにくくなります。
注意点:
としては、スイングの最初から「外へ振ろう」と意識しすぎると、逆に力が入りすぎて体が開いてしまうことがあります。
体の軸をしっかりと保ち、自然なひねり戻しの流れでラケットが外側に抜けていく感覚を大切にしてください。
わからない場合は素振りで「内から外」を意識して、フォロースルーまでしっかり振り切るように練習してみましょう!順クロスが良くなると思います!
順クロスをものにするためには、スイング軌道とフィニッシュがカギになります。
「軸足」を意識しよう
身体の開きが早いと順クロスはミスしやすい
特に薄いグリップでフォアハンドを打つプレーヤーに注意してもらいたいのは、「身体の開きが早すぎる」ことです。
このミスはとてもよく見られるもので、ショットがアウトになったり、ボールがコートの中央に飛んでしまう原因になります。
身体が早く開いてしまうと、インパクトの位置がぶれてしまい、ラケット面が正確に順クロス方向を向かなくなります。
その結果、打球が引っかかったり、真っすぐ飛びすぎてアウトになることが多くなります。
また、力の伝わり方も効率が悪くなり、スイングのパワーもロスしてしまいます。
たとえば、初心者の方が順クロスを狙ってもなかなかコースに入らないとき、動画を撮ってチェックしてみると、ほとんどのケースで身体(特に左肩や胸)が打点より前に開いてしまっているのが見受けられます。
これではボールにうまく力を伝えられず、コントロールが難しくなります。
注意すべきポイントは、「打点までは右肩をしっかり残す」ことです。
胸を相手に早く向けるのではなく、体のひねり戻しを使いながら、打点でちょうど身体が開いていくようにしましょう。
これにより、ラケットの面も安定し、順クロス方向に自然に打ち出せるようになります。
“逆クロス”と混同してフォームが崩れてる可能性
順クロスと逆クロスは似て非なるショット。
初心者に多いのが、「逆クロスを打つフォームで順クロスを打ってしまう」ミスです。
この二つは打ち方が違うため、逆クロスの感覚で順クロスを打つとコースや回転がズレてしまいます。
グリップにもよりますが、
-
逆クロスと順クロスはスタンスによって打ちやすさが違う
-
フォームを一緒にするとスピンのかかり方が狂う
意識的にフォームを分けて練習しないと、試合では無意識に混ざってしまいます。
打つ前の立ち位置・体の向きも意識しましょう。
フォアハンドの順クロスを更に効果的に使う為に知っておくこと
構えとスイングの共通性を意識する
順クロスを打つときに相手にコースを読まれないようにするには、「構えとスイングの共通性を意識する」ことが重要です。
構えから打つ方向が明らかだと、相手に先回りされてカウンターを受けてしまうリスクが高くなります。
コースを読まれにくくする最大のポイントは、「どの方向にも打てる準備をしておくこと」
つまり、順クロスにも逆クロスにも打てそうなスイング軌道や体の向きを作ることで、相手に迷わせることができます。
そのうえで最後の瞬間に順クロスへと打ち分けることで、読みづらいショットになります。
たとえば、テイクバックの位置を毎回一定にしつつ、身体のひねり戻しとラケットの振り抜きで方向を決める打ち方を取り入れると、順クロスと逆クロスの見分けがつきにくくなります。
また、打点を前にしておけば、角度をつけたショットにもつなげやすくなります。
注意点としては、「あまり工夫しすぎてフォームが不安定にならないこと」
読まれないことばかりに意識が向いてしまうと、打球の精度やミスのリスクが上がってしまいます。
まずはフォームの安定を優先し、そこから少しずつ工夫していくのがベストです。
ある生徒は「逆クロスにも見える構えから順クロスを打つ練習」を繰り返したところ、次の大会では相手の予測を外し、試合の主導権を握れるようになったとの報告をもらいました!
順クロスは安定性だけでなく、戦術としてもとても強力な武器です。
少しの工夫で、相手にとって“いやらしい”ショットになるので、ぜひ練習に取り入れてくださいね!
「クロス7割」が勝ちパターンの王道
プロもアマも、「クロス:ストレート=7:3」が理想の割合とされています。
これは順クロスを軸にした効率の良い攻め方だからです。
クロスはネットの高さが低く、距離が長いぶんミスが少なくなる。
そのうえ、相手を左右に動かせるため、「ストレートのチャンス」も生まれます。
・ポイントの最初は順クロスで展開
・相手がクロスを待ち始めたら、逆を突いてダウン・ザ・ライン(ストレート)
ストレートは角度がなくネットも高いので、狙いすぎるとアウトしやすい。
タイミングと余裕があるときだけ狙いましょう。
まずは順クロスで土台を作り、相手を左右に走らせて「ここだ!」というタイミングで決めましょう。
順クロスのラリーはその布石です。
フォアハンド順クロスは回転が大切
回転を制する者が、クロスを制する。。ということわざがあります((笑))
回転とはスピンやスライスの事を指しますが、以下の内容を解説していきます
-
回転量でクロスの深さと角度を調整しよう
-
スピン vs フラット、順クロスで効果的なのは・・・
回転量でクロスの深さと角度を調整する
順クロスは「相手コートの横幅を広く使える」ショットですが、回転をかけることでミスを減らしつつ角度をつけることができます。
回転をかけるとボールは自然に落ちるため、アウトのリスクが減ります。
また、角度をつけたいときにスピンを多くかければ、より内側に巻き込むような軌道でコントロールが可能です。
強い順クロスを打とうとしても、回転がかかっていないとアウトしやすくなります。
ラケット面をやや下から上へ擦るように使うことでスピン量を調整できます。
ただし回転を意識しすぎてスイングが「こすり過ぎ」になると、ボールが浅くなりがちです。“前への推進力”と“縦回転”のバランスがカギです。
「ラファエル・ナダルの順クロス」を思い浮かべてください。
彼は高さと回転で相手をコートの外へ押し出し、次のショットで仕留めます。
プロの真似は難しくても、“高く深く”のスピン順クロスは誰でも実践できますよ!
スピン vs フラット、順クロスで効果的なのはスピン!かも
順クロスで安定性を高めたいなら、基本は「スピン」が有利です。
ただし、場面によっては“フラット気味”の球も効果的になります。
スピンは安定と安全、フラットは速さと攻撃性が武器。
特にチャンスボールでは回転を抑えたフラット気味なショットでテンポを上げるのも一手です。
・長いラリーではスピン順クロスで安定感をキープ
・甘い短い球にはフラット気味でコートを広く使う
ただし、フラットはミスのリスクも高まるため、「足元がしっかりしていない場面」では避けましょう。
「打ち方を一つに絞る必要はありません!」
ポイントは、**その場の状況に応じて“使い分ける判断力”**を身につけることです。
フォアハンド順クロスの練習特化ドリル3選
練習なしで安定は手に入りません。
やはり地道な反復練習こそが最も勝利を近づくと考えます。
これから紹介するドリルは、初級〜中級者でもすぐに取り入れられる「順クロス強化メニュー」です。
ドリル①:クロス打ち分けラリー(5球交代)
-
内容:クロスに5球打ったら1球だけストレート、再びクロス5球
-
狙い:ラリー中の「集中と意図的な配球」を鍛える
ドリル②:コーンターゲット・クロス練習
-
内容:順クロス方向に置いたコーンを狙って球出し練習
-
狙い:コースの精度アップと打点の安定
ドリル③:1対2のクロス連続ラリー
-
内容:自分1人が左右の相手2人と交互に順クロスと逆クロスラリー
-
狙い:足の運びとオープンスタンスでの対応力強化
注意点:
最初からスピードを上げすぎず、「正確性と軌道」を優先しましょう。
「速さ」より「正確さ」→その後に「安定」→最後に「強打」です。
いつも同じ打点で打てるようにする
順クロスを安定して打つには、「いつも同じ打点・同じフォームで・同じコースへ」打てることが大前提です。
これを練習で“体に染み込ませる”必要があります。
本番では予測困難なボールが飛んできますが、再現性が高ければ体が自然に対応できます。
安定は意識ではなく反復から生まれます。
例えば
・クロスラリーで常に同じネットの高さと回転量を意識
・球出し練習で「打点→体重移動→フィニッシュ」をルーティン化
単に「クロスに入れる」練習では効果が限定的です。
毎回目的を持って打つ(軌道・高さ・回転など)ことで効果が倍増します。
順クロスが安定している選手ほど「変わらないフォーム」を持っています。
逆にフォームが毎回バラバラな人は安定しません。まずは“変わらないこと”を目指しましょう。
関連知識|フォアハンド順クロスと組み合わせたい戦術
順クロスは、戦術と組み合わせることで威力が倍増します。
順クロスを展開の起点として攻めの導線を作れるようになることが大切です。
ここでは、フォア順クロスを軸にした実践的な戦術パターンを紹介します。
-
順クロス → 逆クロスへの展開
-
順クロス → ネットプレーで攻撃
-
ダブルスでの順クロスの使い方
順クロス → 逆クロスへの展開
戦術内容:
順クロスで相手を外に振ったあと、空いたスペースに逆クロス(ストレート寄り)で決めるコンビネーション。
メリット:
-
相手の動きに逆を突ける
-
自分のフォアで攻め続けられる
-
オープンコートに打ち込めるのでウィナー率が高い
ポイント:
最初の順クロスはあえて「少し浅め」に打ち、相手を前に引き出すことで逆クロスのスペースが広がります。
順クロス → ネットプレーで攻撃
戦術内容:
順クロスで相手を外に追いやったあとに前へ詰めてボレーで仕留めるパターンです。
メリット:
-
相手の体勢が崩れているためパッシングを打ちにくい
-
前に出ることでプレッシャーをかけられる
-
ポイントを早く終わらせられる
ポイント:
順クロスはスライスや浅めのトップスピンが有効です。
相手が浮かせたボールを狙って詰める意識を持ちましょう。
ダブルスでは深めの順クロスを多用する
戦術内容:
ダブルスでは、順クロスはネット前の相手をかわす安全なショットとして重宝されます。
メリット:
-
ネットプレーヤーに触られにくい
-
相手ベースラインにプレッシャーをかけられる
-
クロス方向のラリーで展開を作れる
ポイント:
深めの順クロスを続けて、相手のロブや浮き球を待ちましょう。その後、パートナーが前で仕留める流れを作るのも効果的です。
まとめ:フォアハンド順クロスの極意!安定感抜群の基本ショットを身につけよう
順クロスの打ち方やメリット、そして順クロスと逆クロスの効果的な使い分けについて、イメージはつかめたでしょうか?
テニス初心者の方でも、少しの意識と練習で順クロスはしっかり打てるようになりますよ。
ぜひ今回の記事の内容を参考にして、日々の練習や試合に取り入れてみてください。
この記事でお伝えしたいポイントを、最後にもう一度まとめます
-
フォアハンド順クロスは「安定+攻撃」の基本ショット
-
打点は「前+外側」を意識し、ラケット面をしっかりコントロール
-
内から外へのスイングで角度と安定感を両立
-
身体の開きが早いとミスが増えるので、軸足と上半身の使い方を意識
-
順クロスは相手を動かすことでチャンスを作りやすい
-
順クロスと逆クロスのコンビネーションが主導権を握るカギ
-
配球とフォームを意識することで、試合中のプレッシャーにも強くなる
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
コメント