フォアハンドストローク時の正しい手首の使い方4選を解説!

テニスを始めたばかりの頃、「ラケットを振るときに手首は使わないように」と教えられたことはありませんか?

「使うな」と言われても、そもそも**“手首を使う”とはどういうことか?**と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

テニスに少し慣れてくると、こんなふうに思う場面が出てきます。

  • もっと力強いショットを打ちたい

  • もっとスピンの効いたボールを打ちたい

そんなときに「手首の使い方」が気になってくるのは自然なことです。

しかし、注意しなければいけないのは、手首は非常に繊細な部位であるという点。
間違った使い方をすると、以下のようなトラブルにつながります。

  • 手首のケガ(腱鞘炎・炎症など)

  • 打球が不安定になる(コントロールできない)

 

逆に言えば、正しく手首を使えるようになれば、フォアハンドストロークの質は確実に上がります

より速く、より安定したボールを打てるようになり、プレーの幅がぐっと広がるはずです。

フォアハンドストローク時の正しい手首の使い方4選を解説!

この記事では、フォアハンドストロークにおける「手首の使い方」にフォーカスし解説していきます。

  • フォアハンドストロークにおける手首の重要性

  • 正しい手首の使い方とそのメリット

初心者の方にもわかりやすいように丁寧に解説していますので、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください!

 

今回の記事でわかること
・フォアハンドストロークでの手首の重要性がわかる
・フォアハンドストロークでの正しい手首の使い方がわかる

当サイトの管理人は、テニスコーチ歴18年目の現役指導者です。

フォアハンドストロークは、セミウェスタングリップからイースタングリップに変更しました。
現在はスピンよりもフラット系ショットを得意としています

これまでの経験をもとに、初心者〜中級者の方がつまずきやすいポイントをわかりやすく解説していきます!

フォアハンドストロークの手首の重要性!

 

まず初めに、手首の重要性をお伝えしていきます。

手首の重要性をしっかり知っておくことで、
練習の効率もあがりますし、コツも掴みやすくなってきます。

以下2点の説明で手首の重要性を理解しておきましょう。

①[フォアハンドストロークは手首の動き方(動かし方)が非常に大事]

 

フォアハンドストロークの際のちょっとした手首の動き方一つでラケット面は大きく影響されます。

 

ということは、間違った手首の使い方をしてしまっていては、
安定したボールは打てず、もちろんフォアハンドストロークは安定しません。

 

せっかく、テイクバックから溜めた力がインパクト時の手首のズレのせいで無駄になってしまうこともあるんです。

 

なので、フォアハンドストロークにおける手首の使い方は非常に重要なんです。

 

②[フォアハンドストロークでは手首を使ってスイングしない]

手首を使ってスイングしない

フォアハンドで手首を使ってスイングしてるのはNGという図、

次に手首を意識する時の注意点ですが、
前提として、手首だけで打球の方向と打球の威力を調整するのは、絶対やってはいけません。

 

無駄な力が入ってしまい、手打ちになってしまうからです。

更には手首だけで調整していると、
手首以外にも肘や肩などにも負荷がかかってきますし、
テニス肘やけがの原因になります。

この辺りはしっかりとおさえておきましょう。

フォアハンドの重要性を理解した上で、
ここからは「フォアハンドの手首の正しい使い方を紹介していきます。

フォアハンドストロークでの手首の正しい使い方

 

ではここから、フォアハンドストロークの手首の正しい使い方を
今回は以下の4つに分けて紹介していきます。

  • フォアハンドの時に基本的に手首は背屈。
  • 手首は、どれくらい背屈(はいくつ)させるべきか?
  • 手首をリラックスさせ、体と肘と手首の動きが連動するように。
  • テイクバックから手首の形をしっかり作っていく。

かなり重要なポイントをギュッと分かりやすくまとめましたので、参考にしていってください。

①[フォアハンドストロークの打球時に基本的に手首は背屈(はいくつ)させる]

打球時は 基本的に 手首を背屈させる

フォアハンドで打つ瞬間の手首は背屈させる図

まず、背屈(はいくつ)とは上の写真のように手首を外側(甲側)に曲げる形を背屈といいます。

腕立て伏せをしてる最中の手首の形がそうですね。

 


インパクト時はこの形をキープさせておくのが基本の形になります。

 

メリットとして、相手の打球が強くても、しっかり手首が固定されているので、打ち負けにくくなるんです。

 

この時に注意が必要なのが、
背屈の形をキープを意識しすぎて手首をガチガチに固めてしまうことです。

 

なるべくリラックスし、
自然な状態で手首の背屈がキープできるのが理想です。

このあたりの感覚は球出し練習等で習得してきましょう。

 

②[手首の背屈(はいくつ)具合は握り方で変わる]

 

先ほど紹介した手首の背屈ですが、
ではフォアハンドストロークではどれくらい背屈させればいいのか?

結論は、グリップの握り具合で、背屈具合が変わってきます。

・グリップが厚いほど浅く手首を背屈させる。

グリップが厚い場合は、手首を浅めに背屈させてあげないと、インパクト時にラケットの面が伏せてしまい、弱い打球になってしまいます。

・グリップが薄いほど深く手首を背屈させる。

グリップが薄い場合は、手首を深めに背屈させてあげないと、インパクト時にラケットの面がひらいてしまいます。

③[手首はリラックスさせ、体と腕と手首の動きが連動するように!]

 

絶対に気をつけたいのが、手首だけでの調整をしてしまうのことです。

意識が手首だけにいってしまい、体と腕が本来の動きをしなくなってしまっていては、本末転倒です。

体の回転で腕と手首がセットで動く。

これはしっかりと頭に入れておきましょう。

④[テイクバックから手首の形をしっかり作っていく]

テイクバックの時から 手首の形を背屈する

フォアハンドのテイクバックの時から手首の形を背屈させる図

テイクバックの時点で手首を背屈させるのが基本になります。

もう少し細かく説明すると、
インパクト時の手首の形をすでにテイクバックの段階で作っておくことです。

 

そのまま手首をキープしつつ、インパクトの形までもっていきます。

 

こうすることで、手首をこねてしまうこともなくなりますし、力負けをしにくくなるんです。

 

まとめ

 

今回は、フォアハンドのレベルアップに向け、手首の使い方を徹底解析!について、
お伝えしていきましたがいかがだったでしょうか?

この記事のまとめとして、

手首だけで打球の調整、手首だけでラケット面の調整は絶対にやってはいけない。

  • 手首は基本的に背屈させる形が大事。
  • テイクバックからしっかり、手首の形をつくっておく。
  • グリップが厚いほど浅く手首を背屈させる。
  • グリップが薄いほど深く手首を背屈させる。

フォアハンドをもっとレベルアップさせたいという方は、
まずはいろいろ試してみることが大事です。

 

今回の記事を参考にしていただき、明日からの練習にぜひとり入れてみてくださいね。

 

最後まで見ていただき、ありがとうございました。

 

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