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最初に直すべき!ありがちなフォアハンドスイングのNG動作とは?

「一生懸命練習しているのに、なぜかフォアハンドが安定しない…」


「球出しだと出来るのにラリーになると崩れてしまう」

そんなふうに感じたこと、ありませんか?

テニスのフォアハンドスイングは、初心者にとって最も基本でありながら、実は多くの落とし穴があるショットです。

多くの方が、無意識のうちに“ありがちなNG動作”をしてしまっていて、それが原因でフォームが崩れたり、打球が不安定になったりしています。

この記事では、初心者が最初に直すべき代表的なフォアハンドスイングのNG動作を徹底的に解説します。

スイングの基本を見直し、上達の近道を知ることで、「なぜかうまくいかない…」という悩みから解放されましょう!

この記事を読むことで、あなたのフォアハンドスイングが見違えるほど安定し、ボールの威力やコントロールもアップします。

スムーズなフォームが身につき、自信を持ってラリーや試合に臨めるようになりますよ。

この記事でわかること

  • テニスのフォアハンドスイングでありがちなNG動作とその原因

  • フォアハンドスイングを改善するための具体的な技術と考え方

  • 初心者が最短で上達するための練習ポイントと意識すべきフォーム

  • スイングの質を上げる打点・回転・体の使い方

  • 正しいフォアハンドスイングでボールコントロールとパワーを両立する方法

著者
18年間のテニスコーチ歴あり、年間1200回以上のレッスンを行ってます。
今までの経験上、筋力が平均よりも高そうな初心者ほどNG動作をすることが多いですね。

フォアハンドのスイングでよくあるNG動作

フォアハンドのスイングでよくあるNG動作の見出し写真

初心者が陥りがちなフォアハンドスイングのNG動作には、いくつかのパターンがあります。

ここでは特に多く見られる代表的なNGを5つ紹介し、それぞれに対する正しい改善方法を具体的に解説します。

NG① 腕だけで打とうとしてしまう

初心者がよくやってしまうのが、ラケットを腕の力だけで振ろうとすることです。

これは「スイング=腕を振る動作」と思い込んでいるため起こりがちです。

しかしこの打ち方では、身体全体の連動がなく、スイングスピードが上がらず、パワーもコントロールも安定しません。

✔ 改善ポイント

  • 腰の回転(体幹のひねり戻し)を使う

  • スイングは「腕だけでなく、体幹→肩→腕→ラケット」の順に連動させる

  • フォロースルーまでしっかり体を回す

ステップなしでラケットを持ち、上半身のねじり(捻転差)を意識して素振りしてみよう!

NG② 打点が後ろになってしまう

打点が体の横~後ろ寄りになると、イースタングリップの場合がラケットの面が上を向いてしまい、ミスヒットやアウトが増えます。

ボールにしっかり力も伝わらず、スイング全体も窮屈になります。

✔ 改善ポイント

  • 「前で打つ」感覚を持つ(体の斜め前でインパクト)

  • ボールに入る際のフットワークで調整する

  • トス練習などで正しい打点を体に覚えさせる

打点は「前ならOK」ではなく、「スイートスポットでボールをとらえられる位置」であることも重要です

NG③ ラケット面が上に開いている

「相手のボールがゆっくり、こちらのボールもゆっくり返球」する状況であればまだ良いのですが、基本的にはラケット面がインパクト時に上を向いていると、ボールは浮きやすくなり、アウトやチャンスボールになりがちです。

特にグリップが薄い人は無意識に面が開きやすく注意が必要です。

✔ 改善ポイント

  • 手首の角度を保ち、面を安定させる

  • スイング中に面がブレないように、肘・前腕を意識

  • 打球面を少し下に伏せるくらいの感覚を持つことで、自然に面の角度も安定しやすくなる

スイング後のラケット面をチェック!しっかり「前に振り切れているか」確認するといいですよ!

NG④ スイングが途中で止まる(フォロースルー不足)

初心者は「当てよう」「ミスしないように」と思うあまり、スイングが途中で止まってしまいがちです。

しかし、フォロースルーがないと回転もスピードもかかりません。

手打ちのような不自然なフォームになります。

✔ 改善ポイント

  • スイングは「最後まで振り切る」が基本

  • インパクトからフォロースルーまで一連の動作として意識

  • フォロースルーの位置を意識(ラケットが肩の上までくるイメージ)

ゆっくりしたスイングで「大きく振る」練習をすると、フォームの流れが改善しますよ

NG⑤ 膝が伸びたまま打っている

膝を使わずに立ったまま打つと、ボールの高さに合わせた調整ができず、バランスも崩れやすくなります。

特に打点が低いとき、膝を使えないとミスショットにつながります。

✔ 改善ポイント

  • 膝を曲げて「構える」意識を常に持つ

  • ボールの高さに応じて膝で沈み込む

  • 膝→腰→肩の順に連動するフォームを意識する

スイングは“下半身からのエネルギー伝達”が命。
足元が安定すると、自然にフォームも安定します!

フォアハンドを正しくスイングする為の基本は?

フォアハンドを正しくスイングする為の基本を知ろうの見出し写真

ここまででありがちなNGは理解できたと思います。

ココからは正しいスイングフォームを解説していきます。

基本に忠実なスイングを身につけることで、安定したショットが打てるだけでなく、将来的にパワーやコントロールも向上します。

正しいフォアハンドスイングとは、末端の部位を使わずに体の大きな筋肉を使い、無理なく自然に振れるフォームのこと。

具体的には以下のポイントが大切です。

  • グリップの選び方

  • 構え(準備姿勢)

  • テイクバック

  • インパクト(打点)

  • フォロースルー

これらの動作をスムーズに連携させることで、パワフルかつ安定したフォアハンドスイングが実現します。

以下で一つずつ解説していきます。

自分が握ってるグリップの特性を知ること

フォアハンドのスイングを上達させるには、まず最初に自分のグリップの特性を理解することが非常に重要です。

グリップの種類には主にコンチネンタル、イースタン、セミウェスタンなどがあり、それぞれ打球の特性や打ちやすさに違いがあります。

例えば、イースタングリップはボールを安定して捉えやすく、初心者におすすめです。

一方、セミウェスタングリップは回転をかけやすく、攻撃的なプレースタイルに向いています。

自分の体格やスイングスタイルに合ったグリップを選び、正しい握り方を習得することで、フォアハンドスイングのパフォーマンスが大きく向上します。

足を肩幅に開き、前傾姿勢で構える

フォアハンドスイングの基本は、正しい構えから始まります。

足は肩幅に開き、バランスを取りやすい安定した姿勢を作ることが大切です。
また、少し前傾姿勢をとることで体重を前方にかけやすくなり、スムーズなスイングにつながります。
膝は軽く曲げてリラックスし、上半身も力を抜いて準備しましょう。
この姿勢をしっかり保つことで、素早く動き出せてボールに対して柔軟に対応できるようになります。
初心者はまずこの基本の構えを意識して練習してください。

打球面が上を向かないようにテイクバックする

フォアハンドスイングのテイクバックでは、ラケットの打球面が上を向かないように注意することが重要です。
打球面が上を向いてしまうと、ボールが浮いてしまいミスショットの原因になります。
理想的なテイクバックは、ラケット面がやや下向きか、ボールの軌道に沿った角度で後ろに引くことです。
これにより、インパクト時にラケット面をしっかり合わせやすくなり、安定したショットが打てます。
初心者は鏡や動画でフォームをチェックしながら、正しいテイクバックを身につけましょう。

打つ前にラケットヘッドを下げる動きを入れる

フォアハンドスイングでは、打つ前にラケットヘッドを一度下げる動きを取り入れることが重要です。
この「ラケットヘッドダウン」の動作によって、自然なスイング軌道が生まれ、ボールをしっかり下から上に振り上げる事が出来、順回転がかかるようになります。
ラケットを下げずにそのまま振ってしまうと、スイングがダウンスイング気味になり、ボールが浮きやすくなったり、安定性が欠けてしまう原因になります。
初心者の方は、無理に力を入れるよりも、リズムよくラケットを下げてから振り上げる感覚を大切にしましょう。

インパクト時は地面と垂直な面を作る

フォアハンドスイングのインパクト時には、ラケットの打球面を地面と垂直に保つことが大切です。

これにより、ボールを真っ直ぐ正確に捉えやすくなり、狙った方向へコントロールしやすくなります。

もし打球面が傾いていると、ボールが曲がったり、意図しない軌道になってしまうことがあります。

インパクトの瞬間にラケット面をしっかり垂直に保つことで、安定したスイングとパワフルなショットを実現できるため、初心者のうちから意識して練習しましょう。

 

フォロースルーではラケットの打球面が外側を向くようにする

フォアハンドスイングのフォロースルーでは、ラケットの打球面が外側を向くように意識することが大切です。

これはスイングの最後までしっかりと腕を振り抜くことで、スイングの軌道が安定します。

逆に、途中で止めてしまうと相手のボールが強いと圧力に負けてスイングがぐらついてしまう場合があります。

フィニッシュの打球面が外側を向くことで、前腕の回内が綺麗に行われ、体全体の動きと連動したスムーズなショットが打てます。

初心者はフォームが崩れやすいので、鏡や動画で自分のフォロースルーを確認しながら練習すると効果的です。

 

フォアハンドスイング改善のための練習法とセルフチェック

フォアハンドスイング改善のための練習法とセルフチェックの見出し写真

NG動作を直すためには、理論だけでなく、実践的なトレーニングが欠かせません。

週一回のテニスではなかなか感覚を修正するのは困難です。

ここでは初心者でも自宅や壁打ちなどで簡単に取り入れられる練習法と、フォームチェックのコツを紹介します。

ミラー練習(フォームチェック)

鏡やスマホのカメラを使って、自分のスイングフォームを客観的に可視化する方法です。

意外と自分がイメージしてる動きと実際はずれてるものです。

これまでに解説した正しいフォームを頭で理解しつつ、自分のフォームとのズレを客観的に修正していきましょう。

チェックポイント:

  • テイクバック時のラケット位置

  • 打点の位置(前でとらえているか)

  • フォロースルーの方向と高さ

  • 腕だけで振っていないか

スマホで撮影して、スロー再生すれば、改善点が一目瞭然!

スロースイング練習(フォーム習得)

通常のスイングよりゆっくりとしたフォアハンドの動きを行うことで、細かいフォームの修正が可能になります。

やり方:

  • ボールなしでゆっくり素振り

  • 腰の回転 → 肩 → 腕 → ラケットの順を意識

  • 1つひとつの動作を丁寧に確認する

速く打つ必要はありません。「正しい順序で振る」ことが目的です。

フットワーク強化(位置取り・打点改善)

ボールに入る位置が悪いと打点がズレやすくなるため、スイングがブレてしまいます。

大多数が嫌がりますがフットワークのトレーニングも重要ですよね。(笑)

練習法:

  • 目印を置いてサイドステップ

  • 「1, 2, 3」でタイミングよくフォアハンドのスイングする

  • スプリットしたらすぐ横向きを作る練習

回転確認(スピンチェック)

ラケット面の角度を確認しながら、ボールに回転をかける感覚を覚える練習です。

方法:

  • ボールを壁に押し当てて、そのまま下から上に自分で転がしてみる

  • フォロースルーで手首の動きを確認

  • 弾道が直線的すぎる場合は回転不足の可能性あり

 

フォアハンドスイングの関連事項

初心者がスイングに関して抱きがちな疑問をピックアップし、わかりやすくお答えします。

Q1. 「スイングスピードを上げたいけど、どうすればいいですか?」

A. スイングスピードは**「運動連鎖」**で自然と上がります。

腕力に頼るのではなく、「腰の回転→肩→腕→ラケット」の順で振るよう意識しましょう。また、グリップの握りが強すぎるとスピードが出ないので、軽く握ることもポイントです。

関連記事:運動連鎖でフォアハンドがぐんぐんと飛躍する体の使い方を解説します!

Q2. 「ラリーになるとスイングが崩れてしまいます…」

A. ラリー中に崩れるのは、ボールの目測がずれているからだと思います。

最初はラリー中でも「バウンドした後のボールの軌道」に入ることを意識してみてください。慣れてくると無意識に体が反応出来るようになると思います。

Q3. 「スイングを直してもなかなか効果が出ません…」

A. 改善には一定の時間が必要です。

正しいフォームを体に覚えさせるには、意識的な反復練習が不可欠。

1回の練習で完璧を求めず、3週間~1ヶ月単位で変化を見ていきましょう。

動画での比較も効果的です。

最初に直すべき!ありがちなフォアハンドスイングのNG動作とは?:まとめ

フォアハンドスイングがブレてしまうのは、ちょっとした基本のズレが積み重なっているからです。

今回紹介した5つのNG動作を振り返ると…

  • 腕だけで振らない

  • 打点は前

  • 面の角度を安定させる

  • フォロースルーをしっかり取る

  • 下半身を活用する

どれも「一見シンプル」ですが、実践ではつい忘れがち。
“基本を丁寧に見直す”ことが、レベルアップへの一番の近道です。

誰でも最初はNG動作があります。

でも、それを「意識して直そう」とするだけで、他の初心者より一歩リードできます。

焦らず、正しいフォームを体に染み込ませていきましょう!

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